660円で着火が激変?NCNLジュートロープを北海道フィールドで使ってみた
正直に言います。最初に「660円の着火ツール」と聞いたとき、「安すぎて怪しいな」と思いました。でも実際に道東の冬キャンプフィールドに持っていったら、想像以上だった話をします。
あなたはファイヤースターターを使った着火、スムーズにできていますか?せっかく焚き火台を囲んで仲間と盛り上がろうとしているのに、着火でもたついて「あれ、火がつかない…」という経験、私はけっこうやらかしてきました(笑)。
この商品を選んだ理由|北海道の冬は着火の難易度が上がる
北海道の冬キャンプは本当に着火がシビアです。気温マイナス15℃を超える道東のフィールドでは、薪が冷え切っているうえに風も容赦ない。ライター一本でうまく火をつけようとしても、指がかじかんでうまくフリントが回せなくなる。そんな状況でファイヤースターターを使うのは、正直かなりのスキルが必要です。
ブッシュクラフトや焚き火に慣れてくると、「火口(ほくち)」と呼ばれる着火しやすい素材をうまく使うことが、着火成功率をグンと上げてくれると気づきます。天然のシラカバの樹皮や乾燥した枯れ葉も使えますが、「いつでも安定して使えるものが欲しい」と思ったのが正直なところ。
そこで試しに買ってみたのが、このNCNL(NO CAMP NO LIFE)のジュートロープです。麻(ジュート)素材のロープを手のひらサイズにまとめた、シンプルな着火用の火口ツールです。価格は660円。「失敗しても後悔しない金額だな」という軽い気持ちで購入しました。
実際に使って良かった点
① ワックス含浸でファイヤースターターの火花が乗りやすい
ジュートロープにはあらかじめワックスが塗布されています。ロープの先端をほぐして毛羽立たせると、細い繊維に火花が乗りやすくなっています。実際にファイヤースターターで試したところ、2〜3回のストロークで煙が上がり始め、4〜5回で安定した火種になりました。乾いた天然素材の火口と比べて、格段に安定感があります。
② アルミ管スライド式で火種のサイズを調整できる
六角形のアルミ管をスライドさせることで、燃える部分の長さを変えられます。薪を小割にした焚き付け材がある場面では少量の火種で十分ですし、状況によっては大きめの火種を作りたいこともある。この調整機能は地味にありがたいです。また、アルミ管を被せるだけで消火できるのも安全面で◎。
③ コンパクトで登山・ソロキャンのサブアイテムとして完璧
サイズは約33cm(ロープ部)+アルミ管(9×85mm)。くるっとまとまっているので、ポケットやサコッシュにサッと入ります。ソロキャンプのときにメインのライターとは別に忍ばせておくサブアイテムとして、邪魔になりません。実際に十勝のキャンプ場でテン泊したとき、サコッシュのサイドポケットにそのまま放り込んで持っていきました。
④ 使い切っても先端を切り取ることで再利用できる
火口として使い終わった先端部分を切り取れば、新しい断面が次の火口になります。一本で複数回使えるのはコスパ面でも満足度が高いポイント。660円で何度も使えると考えたら、文句なしです。
正直に言うと…気になった点・デメリット
⚠️ 長期間外気に放置するとワックスが乾燥して着火しにくくなる
商品説明にも注意書きがありますが、長時間外気に触れているとワックスが乾燥してしまいます。実際に、ザックのサイドポケットに入れたまま2週間放置していたら、いつもより着火に手こずりました。使用前にロープを手で少し揉みほぐして繊維を起こせばある程度は回復しますが、ジップロックや小袋に入れて保管する手間が発生します。常にポーチや袋で保管する習慣が必要です。
⚠️ 極寒下でのワックスの硬化に注意
北海道の冬フィールド特有の話になりますが、気温がマイナス10℃を大きく下回る環境では、ロープに染み込んだワックスが硬化して繊維がほぐしにくくなることがありました。使う前にインナーポケットなど体温の伝わる場所で少し温めてから使うと改善されます。とくに厳冬期のブッシュクラフトや雪中キャンプで使う方は、このひと手間を覚えておいてください。
こんな人におすすめ/こんな人には向かない
✅ こんな人におすすめ
- ファイヤースターターを練習中で、安定した火口が欲しい方
- ブッシュクラフトやソロキャンプで着火のスキルアップを目指している方
- 低コストで焚き火の成功率を上げたい方(特に初心者〜中級者)
- 荷物を最小限にしたい登山・ハイクの方(コンパクトさが◎)
- 北海道・東北など寒冷地のキャンプで着火に苦労している方
❌ こんな人には向かない
- ライターだけで全部済ませたい、着火プロセスにこだわりがない方
- グループキャンプメインで、常にガスバーナーや着火剤を使う方
- 道具の保管・管理に手間をかけたくない方(乾燥防止の保管が必要なため)
価格・コスパの正直な評価
660円というのは、アウトドアギアとしては間違いなくコスパ最強クラスです。同様の機能を持つ輸入品の火口グッズは1,500〜2,500円が相場で、それと比較しても半額以下。NCNLブランドのコンセプト「気兼ねなく普段使いできる価格と使いやすさ」はこの商品に関してはちゃんと体現できていると感じます。
消耗品的な側面はありますが、先端を切り取りながら複数回使えるので、一本あたりのコストは相当低い。個人的には「焚き火好きなら持っていて損のない一本」と断言できます。
まとめ|買うべき?正直な結論
焚き火好き・ブッシュクラフト入門者には、間違いなく「買い」です。
660円という価格で、ファイヤースターターを使った着火の成功率が上がる。それだけでこのアイテムの価値は十分。難点のワックス乾燥問題も、ジップロックで保管するという単純な対策で解決できます。北海道・寒冷地での使用は極低温下でのワックス硬化に注意が必要ですが、インナーポケットで温めるひと手間さえ覚えれば問題なし。
私は今後も焚き火セットのポーチに常駐させておくつもりです。あなたはどんなフィールドで焚き火をしますか?ぜひ一本、試してみてください。


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