中古「GPSかんたん第3版」220円レビュー|登山初心者に使える?

中古「GPSかんたん第3版」220円レビュー|登山初心者に使える? アウトドア

220円で買えるGPS入門書、正直どうなの?北海道ガイドが本音レビュー

「GPS、なんとなく使えてるけど実はよくわかってない…」——登山を始めた頃のそらふくが、まさにそれでした。スマホのヤマレコは使えても、いざGPSの仕組みや地形図との連動を聞かれると、言葉に詰まる。そんなとき、ブックオフの楽天市場店でたまたま見かけたのが、この『GPSかんたん 第3版』(Packers監修)です。

お値段なんと220円(中古)。コーヒー一杯より安い。「まぁ外れても痛くない」と半分ネタのつもりで買いましたが、これが意外と侮れない内容でした。今回は北海道のフィールドで地図読み・GPS活用に向き合ってきたそらふくが、正直な視点でレビューします。

この本を選んだ理由|道北・道東のフィールドで痛感したGPS知識の必要性

北海道の山は、本州と比べてコース整備が薄いエリアが多い。特に道東の山域や北大雪のルートは、踏み跡が薄く、ガスが出ると一気に視界ゼロになります。実際、知床半島の沢沿いルートでホワイトアウト気味になった時、スマホGPSだけでは不安を感じた経験がありました。

「GPS機器の基本的な使い方や考え方を、ちゃんと体系的に学びたい」——そう思ったときに、いきなり最新の高い参考書を買うより、まず基礎固めに格安の入門書を手に取ってみようと考えたのが購入のきっかけです。この本は2006年発行と古いですが、GPSの基礎的な仕組みや地形図との読み合わせという”本質的な部分”は今でも十分通用すると感じました。

実際に読んで良かった点(正直レビュー)

① GPS初心者向けの「基礎の基礎」がわかりやすくまとまっている

衛星測位の仕組み、座標系(緯度・経度)の読み方、ウェイポイントやトラックログの概念など、今のGPSアプリを使う上でも「なぜそう動くのか」を理解するための基礎知識が丁寧に解説されています。個人的には「なんとなく使ってたけど仕組みを知れた」という満足感がありました。

② 地形図との連動の考え方が学べる

GPSの座標を地形図に落とし込む考え方が図解で説明されていて、紙の地形図とGPSを併用したい登山者には参考になります。スマホアプリ全盛の今だからこそ、「デジタルが落ちたときのアナログ対応力」を身につける意味でも有益でした。

③ 220円という圧倒的コスパ

正直に言うと、内容的に1000円払う本かと言われたら微妙なラインです。でも220円なら話は別。GPS入門として”まず概念を知る”目的なら、コスパは最強クラスだと思います。

④ 読み切れる薄さ・シンプルさ

分厚い専門書を途中で挫折した経験がある方にも、サクッと読み切れるボリューム感は好印象。テン泊の前夜、シュラフの中でザッと読み返せるくらいの手軽さです。

正直に言うと…気になった点・デメリット

⚠️ 2006年発行:情報が古く、現代のGPSアプリには対応していない

これは避けられない事実として書いておきます。この本が解説しているのは2000年代前半のハンディGPS機器(GARMINなど)が主体。現在主流のヤマレコ・YAMAP・山と高原地図アプリといったスマートフォンGPSアプリの操作説明はゼロです。「アプリの使い方を知りたい」という目的で買うと完全に期待外れになります。

⚠️ 中古品なので状態の個体差がある

ブックオフの中古品のため、書き込みや汚れがある可能性があります。220円なのでそこは割り切りが必要ですが、届いてガッカリする可能性もゼロではないことは正直に書いておきます。

こんな人におすすめ/こんな人には向かない

  • ✅ おすすめな人
    • GPSの仕組みや概念を基礎から学びたい登山・アウトドア初心者
    • 紙の地形図とGPSを組み合わせた地図読みに興味がある人
    • 「とにかく安くGPS入門書を試してみたい」という人
    • 図書館感覚でサクッと読み捨てたい人
  • ❌ 向かない人
    • ヤマレコ・YAMAPの具体的な操作方法を知りたい人
    • 最新のGPS機器(GARMINの現行モデルなど)の設定方法を知りたい人
    • 中古品のコンディションにこだわる人

あなたはどんなフィールドでGPSを活用したいですか?目的によって、この本が「当たり」か「外れ」かが大きく変わります。

価格・コスパの正直な評価

220円という価格は、正直”情報料”としては破格です。最新のGPSアプリ解説書なら1500〜2000円はかかる。2006年の情報という割り切りができるなら、GPS入門の”のりしろ”として十分な価値があります。個人的には「図書館で借りるより手元に置ける220円」として捉えると満足度が高いと思います。

一方で、「最新情報で実践的に使いたい」なら現行のアプリ解説書やYAMAP公式ガイドへの投資をおすすめします。用途をはっきりさせてから購入を判断してください。

まとめ|買うべき?正直な結論

「GPSの基礎概念を220円で知れるなら買い、最新アプリ操作を学びたいなら見送り」——これがそらふくの正直な結論です。

北海道の山を歩いていると、スマホが低温でバッテリーが落ちたり、電波が完全に切れたりする場面が普通にあります。そういう環境だからこそ、「GPSがなぜ動くのか」「地形図とどう連動するか」という根っこの知識は、どんなに時代が変わっても価値がある。この本はその”根っこ”を学ぶ入口として、220円という価格なら十分に価値があると個人的には感じました。

ただし、現代のスマホGPSアプリの操作ガイドとしては使えません。その点だけは誤解なきよう。用途を理解した上で、ぜひ検討してみてください。

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