タープ要らずの2ルームテントが3万円以下?北海道キャンパーが正直レビュー
「テントとタープを別々に買うと、あっという間に10万円超える…」
これ、北海道でファミリーキャンプを始めようとしている人なら、一度は感じたことがあるんじゃないでしょうか。道内のキャンプ場はサイトが広くて気持ちいい反面、風が強い場所も多くて、タープの設営に毎回苦労するんですよね。
そんなときに見つけたのが、タンスのゲンのツールームテント(幅340cm・4〜6人用)。税込29,999円というプライスで、2ルーム構造・サイドウォール・全面スカートまで揃っている。「これ、ちょっと怪しくない?」と最初は正直半信半疑でした(笑)。
実際に洞爺湖周辺のキャンプ場と、道東・阿寒エリアの気温が一桁に下がる秋口のシーンで使ってみたので、本音をそのまま書いていきます。
なぜこのテントを選んだのか
きっかけは、子どもを連れた友人家族との合同キャンプでした。我が家はソロ装備しか持っていなかったので、急きょファミリー向けのテントを探すことに。条件は3つ。
- 前室(リビングスペース)があること:北海道の夏は虫が多いので、外に出ずに食事できる空間が欲しかった
- 風・雨への耐性があること:道内は天気が変わりやすく、突然の雨や横風は日常茶飯事
- 予算は3〜4万円以内:頻繁に使うわけでもないので、コスパ重視で選びたかった
この条件を満たすテントを探していたら、このモデルにたどり着いた、という流れです。レビュー53件・評価4.04という数字も「まあ極端に地雷ではないだろう」という判断材料になりました。
実際に使って良かった点
① 前室の広さが想像以上だった
外寸は幅340×奥行565×高さ210cm。インナーテントを除いた前室部分だけでも、大人4人がテーブルを囲んでゆったり座れるスペースがあります。個人的には「2ルームテントって前室が狭くて結局使えない」という先入観があったんですが、このテントは前室の奥行きがしっかり確保されていて、焚き火道具や濡れたアウターもまとめて置けました。
② サイドウォールが北海道の横風に効く
北海道のキャンプ場、特に道東や日高方面は横風が強い日が多い。このテントはキャノピー(前室の庇)の両サイドにウォールを取り付けられる仕様になっており、横から吹き込む風と雨を効果的にブロックしてくれました。「あ、これタープより使いやすいかも」と思った瞬間でしたね。
③ 全面スカートで冷気の侵入を抑えられる
スカートとは、テントの裾から地面に向けて垂れ下がる布のこと。これが全面についているのは、寒冷地キャンパーとしてかなり嬉しいポイントです。秋の阿寒で夜間気温が5℃前後まで下がった日でも、インナーテント内は思ったよりも冷気の侵入が少なかった。3シーズン用テントとしては十分な断熱補助効果を感じました。
④ 耐水圧2000〜2300mmで突然の雨も安心
フライシートの耐水圧が2300mm、フロアが2000mm。数字だけ見ると「普通じゃない?」と思うかもしれませんが、実際に洞爺湖キャンプ中に1時間ほど本降りの雨に打たれても、インナーへの浸水はゼロでした。縫い目のシームテープ処理もしっかりしていて、この価格帯としては合格点です。
正直に言うと…気になった点・デメリット
① 設営に慣れるまで時間がかかる
2ルームテントの宿命とも言えますが、初回の設営は大人2人で約45分かかりました。説明書は日本語で書かれているものの、図がやや分かりにくく、ポールの差し込み順で迷うことが。2回目以降は30分以内で建てられましたが、「ソロで素早く張りたい」という用途には正直向いていません。
② 厳冬の北海道での使用は想定外と思うべき
これは重要な注意点として書いておきます。全面スカートがあるとはいえ、フレームはアルミポール(別売)またはスチールポール仕様であり、積雪や-10℃以下の環境での使用は設計上想定されていないと考えるべきです。北海道の冬キャンプ・雪中キャンプに使おうと考えている方は、専用の4シーズンテントを選んでください。このテントは春〜秋の3シーズン向けです。
こんな人におすすめ/こんな人には向かない
✅ こんな人におすすめ
- ファミリーや仲間4〜6人でのグループキャンプを始めたい人
- タープとテントを別々に買う予算・手間を省きたい人
- 春〜秋の北海道キャンプ場(管理されたオートキャンプ場)で使いたい人
- 「まずキャンプを体験してみたい」というビギナーファミリー
❌ こんな人には向かない
- 北海道の冬・雪中キャンプに使いたい人(耐雪設計ではない)
- ソロキャンプや素早い設営・撤収を重視する人
- 登山テン泊など、軽量・コンパクトさが必須の人(収納サイズ:26×53×69cmとやや大きめ)
- ブランドや素材の質感にこだわりたい上級者
あなたはどんなフィールドでこのテントを使いたいですか?使うシーンをイメージしながら、自分に合っているか確認してみてください。
価格・コスパの正直な評価
29,999円という価格、正直に言うとコスパは「かなり高い」と思います。同等の機能(2ルーム・サイドウォール・スカート付き)をコールマンやスノーピークで揃えようとすると、軽く5〜10万円以上は覚悟しないといけない。
もちろん素材の質感や縫製の精度、フレームの耐久性はそれなりの差があります。毎週使うヘビーユーザーや、厳しい環境での使用を前提にするなら上位ブランドに投資すべきでしょう。ただし「年に数回、整備されたキャンプ場で家族や仲間と使う」という用途なら、このテントで十分すぎる。実際に3シーズン使ってみて、コスパへの満足度は高いです。
まとめ:買うべきか?そらふくの結論
結論を言います。「ファミリーキャンプを始めたい」「春〜秋の3シーズンに使いたい」という人には、買って正解です。
2ルームテントのエントリーモデルとして、この価格でサイドウォール・全面スカート・耐水圧2000mm以上を備えているのは本当に優秀。初回設営に手間取るというデメリットはあるものの、2回目からはスムーズに設営できるので、数回使えば問題にならないレベルです。
ただし繰り返しになりますが、北海道の冬キャンプ・積雪環境への使用はNG。雪の重みでフレームが曲がるリスクがあります。3シーズン限定で使う、それが最大限このテントを活かすコツです。
「まずは3万円以内でファミリーキャンプデビューしたい」という方、ぜひ一度チェックしてみてください。

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